By myself?
自分で直す?
防犯カメラの一つが映らない場合は、防犯カメラ自身の電源若しくは、
通信用の同軸ケーブル又は、LANケーブルの状態を確認していくことになります。
先ずは、電源の確認を行いましょう。
電源ケーブルの脱着によって復旧することがあります。
これは防犯カメラ自身を再起動するという意味でも有効です。
DVRのシステムによっては、防犯カメラの復旧後に5分くらいは
再接続に時間がかかるというものもあります。
また、通信の再確立に時間がかかることもありますので、
電源ケーブルの脱着後は様子を見てみましょう。
それで状態が回復しない場合、同軸ケーブル又は、
LANケーブルに問題が発生している可能性があります。
そちらも脱着してみてください。
やはり、これも脱着後5分ほど様子を見る必要があります。
それでも状態が回復しない場合は、
通信のコネクターやケーブルの断線を疑う必要が出てきます。
実際に防犯カメラを取り外して、DVRと近い環境の中で、
電源とケーブルを再度確認してみましょう。
同軸ケーブルについては、代替となるものを用意します
(既存の、正常動作中の防犯カメラの同軸ケーブルを使用するというのも手です)。
この方法により、防犯カメラの入電状態や挙動、
ケーブルやコネクタの状態がより明確に確認できます。
電源でも同軸ケーブルでも、抜けかけていた、
なんてトラブルは意外に多い事例のひとつです。
また断線や破損が確認できた場合は、
その所要箇所の交換や修理が必要となります。
全てのカメラが映らない場合、
DVR本体に接続された同軸ケーブル又は、
LANケーブルの状態を確認してみましょう。
抜き挿しで状態が変わるか、
何かメッセージやステータス更新があるかを確認します。
更に、DVRを再起動してみましょう。
再起動中は、全てのカメラがオフラインとなり、
録画が一時的に停止してしまうことに注意が必要です。
また、正しい再起動の方法を選ばないと、
HDDやDVR機器自体が壊れてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
スマホやパソコンからDVRのモニターが視聴できない場合は、
インターネットの状態を確認してみましょう。
インターネットが閲覧できた場合、
スマホもしくはパソコン→インターネットの状態は
問題ありません。
その状態で、スマホもしくはパソコンから
DVRの状態が確認できない場合は、
DVR→インターネット→サービスのどこかの地点で、
通信状態に問題が発生している可能性があります。
通信状態の問題は、
インターネットプロバイダのメンテナンスや
サービス障害(もしくはメンテナンス中)の
一時的なものである可能性があります。
数時間後に再確認してみるのも手です。
プロバイダからのメンテナンス通知や、
サービスの公式ページなども確認してみましょう。
それで確認ができない場合、
サービスの業者へ確認してみると明確な問題点が得られる可能性があります。
全ての同軸ケーブルを抜き差ししてみる
機器の不具合は、その時や状況や場所によって状態が変化することも多く、
何度もしつこく確認してみることが肝要です。
前述でもご案内した切り分け方法ですが、同軸ケーブル又は、
LANケーブルのみに限らず、電源ケーブルやDVRの再起動を複数回実施してみましょう。
もしかしたら、問題が分ったり、
修理の必要が無い場合もあるかもしれません。
本当に、カメラには電気が通電しているのでしょうか。
カメラに繋がれる電源ユニットは、
静音であり、動作の有無は気が付きにくいものです。
特に電源ユニットは
冷却ファンが付属しているものも多いのですが、
電源のON/OFF前後で「冷却ファンの状態」
を確認してみましょう。
また、ファンレスのカメラについては、
電源ユニットの近くに入電確認用のLEDランプが
付帯していることもあります。
ここでは、電源のON/OFF前後の状態を確かめる、
というのが切り分けの鍵となります。
これによって、電源コンセントが原因であれば、
電気工事業者へ修理依頼をしなくてはなりませんが
防犯カメラセットが原因であれば、
メーカーへ修理依頼をしなくてはなりません。
業者を呼んでおいて
「やっぱりこれは別の業者がやるべき領域」
と指摘されるようであれば、
費用と時間の無駄になってしまいます。
そういう観点でも、切り分けは、しつこい位に、
何度も実施しておきたいものです。